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01/13 19:07 大仏再建でセミナー計画 アフガン情報・文化相 外信43
【カブール13日共同】アフガニスタン暫定行政機構(内閣)の
マフドゥム・ラヒン情報・文化相は十三日、昨年三月に当時のタリ
バン政権によって完全に破壊された中部バーミヤンの二体の大仏立
像再建の問題を中心とした同国の文化的復興について、三月上旬に
カブールで日米欧などの専門家などを招いてセミナーを開き、討議
する構想を明らかにした。カブール市内で共同通信に語った。
大仏立像をめぐってはアフガン内外から、同じ場所に再建するべ
きだという意見と、タリバンの愚行のあかしとして破壊跡を残すべ
きだとの意見が出ている。
同相は「セミナーで大仏立像を含めた(世界的文化遺産の)バー
ミヤンの石窟(せっくつ)群を今後どうするかを決めてもらい、そ
の方針に従いたい」と述べた。
同相によると、三月上旬にアフガンと日米欧の専門家や支援国の
代表など十―十五人をカブールに招待し、情報・文化省内で数日間
のセミナーを開催する計画。可能であればバーミヤンの現地視察も
行うという。
大仏立像再建について同相は「個人的には破壊跡はそのまま保存
し、アフガン復興の象徴としてバーミヤンの別の場所に大仏立像を
以前と同じ形で再建するのがいいのではないか」と語った。
同相は文化的復興全般に関して「日本には大きな役割を期待した
い」と述べた。
(了) 020113 1906
[2002-01-13-19:07]
01/13 19:06 バーミヤン石窟群とは 外信42
バーミヤン石窟(せっくつ)群 アフガニスタン中部のバーミヤ
ン盆地にあり、一般に6―9世紀の造営とされるが、5―6世紀の
作品との説もある。大岩壁に約1000の石窟寺院が造られ、中で
も世界最大級とされる高さ約55メートルと約38メートルの2体
の大仏立像は世界的文化遺産として有名だったが、偶像崇拝を禁止
するタリバン政権が昨年3月までに破壊した。
シルクロードに沿い、古くから東西を結ぶ交通の要衝だったバー
ミヤンは東西文化の出合った地でもあり、仏教はここから中国など
東アジア各地に広まったとされる。(共同)
(了) 020113 1906
[2002-01-13-19:06]