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01/12 02:00 無線の発信元は香港 中国船に取引などを指示 福岡 社会77
共同
福岡市沖の中国船覚せい剤密輸事件で、中国船が中国を出港後、
北朝鮮沖で覚せい剤を受け取って福岡市沖の玄界灘に向かうまでの
間、指示を受け続けた無線の発信元が香港だったことが十一日、第
七管区海上保安本部(北九州)などの調べで分かった。
密輸の裏にいるとみられる香港マフィアの組織名などについて、
中国公安当局が日本側に通報していたことなども判明。七管などは
香港マフィアが綿密に計画した覚せい剤密輸事件の疑いが強まった
とみて、逮捕した中国人船長らを追及している。
調べなどによると、中国公安当局は四日に「覚せい剤を積んだ船
が、日本の領海に侵入する可能性がある」と日本側に通報。中国船
の無線でのやりとりを監視していた。
その結果、無線の交信先が香港と判明。香港側が中国船に「日本
の受け取り側は小型船二隻を用意している。そのうち一隻が受け取
りに向かう」などと指示。
六日に玄界灘で中国船が摘発される直前にも「小型船一隻がエン
ジントラブルで動けなくなった」「もう一隻が行くから待っていろ
」などと伝え、最終的に引き返すように指示していたという。
中国公安当局も昨年十一月末に不審船の情報を七管に提供した以
降、特定の香港マフィアの組織名や中心人物数人の名前を、今回の
取引の首謀者とみられると七管などに連絡していた。
また、今回の密輸では中国人船長が、取引相手を識別するために
使う予定だったとみられる日本紙幣の番号を書いたメモを所持して
いたことや、中国船が北朝鮮沖で別の船から覚せい剤を受け取る際
、半分に切った中国紙幣を符合させる「割り符」で取引相手を確認
していたことも分かった。
(了) 020112 0200
[2002-01-12-02:00]