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01/11 22:30 大仏は破壊状態で保存を 松浦ユネスコ事務局長 外信132
【カブール11日共同】アフガニスタンの文化面での復興の可能
性を探るため、同国を訪問中の松浦晃一郎ユネスコ事務局長は十一
日カブール市内で、昨年三月に当時のタリバン政権が破壊した同国
中部バーミヤンの二つの大仏立像について、個人的見解としながら
も「再建するよりも、今の(壊された状態の)ままで残しておいた
方がいいのではないか」と述べた。
松浦氏は「千七百年も残ってきた仏像をタリバンが破壊したとい
う意味で歴史に残す価値があるという意見と、再建するべきだとい
う意見と、国際的にも両論がある」とした上で、人間の愚行の結果
を残すべきであると現段階では感じている、と述べた。一方で「時
間をかけて議論し、最終的な考えをまとめたい」とも話した。
また、アフガンの文化復興の緊急課題として、破壊されたカブー
ルの博物館の再建を挙げ「中には重要な文化財が残っている。そう
いうものをしっかり保存すると同時に、新しい博物館を造る構想も
早く進めるべきだ」と述べた。
(了) 020111 2230
[2002-01-11-22:30]