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1・11午前に放送された「BSニュース50」は、アフガニスタン南部で難民が急増していることを報じた。パキスタンとの国境検問所には、新たに4千人が到着し、足止めを喰らっている7千人と合わせて1万1千人以上になった。国連高等難民弁務官事務所は、パキスタンに人道的な配慮に基づき難民を入国させるよう要請している。
国連高等難民弁務官事務所は、難民が急増している要因として、
● 米軍の空爆の影響で深刻な食糧不足になっている
● アフガンニスタン南部の内部対立により治安悪化が進み救援活動ができない
ことを上げた。
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このような現状は、他のメディアでは伝えられていないようだ。
日本の主要メディアだけを見聞きしている人たちは、このような状況は11月で終わり、「アフガニスタンには平和が訪れ、復興に向けて歩き始めた」と考えているだろう。
日本社会は、反吐を催すような情況になっている。
U.N.高等難民弁務官は、何より米軍の攻撃を止めるのが先決であろう。
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「ラインラボ」より http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/fushinsen/200112/30-8.html
12月29日 『毎日新聞』2001年12月29日付「余禄」が「ペシャワール会報」最新号を紹介している。【〔…〕テレビには「解放されて自由を喜ぶカブール市民の姿」が流れ、「タリバン後の自由なアフガニスタン」が討議され、新秩序が現出するかのような錯覚に陥る▲しかし、それは虚像にすぎない。中村さんによれば、「大干ばつの実態は鬼気迫るものがあった。600万人以上が飢餓線上にあり、アフガン東部は無政府状態と略奪が横行し、食糧や医薬品の補給は多大の困難に直面した」。空爆下でも、ペシャワール会は小麦と食用油の補給を続けた▲爆撃の音を聞きながら、タリバンの兵士も配給を手伝ったそうだ。タリバン崩壊前夜のカブールで食糧を配ったのは国連機関や赤十字ではなく、ペシャワール会とビンラディン氏を支援したといわれるアラブの団体だけだったと水源確保事業の責任者・蓮岡修さんが報告している▲空爆に気を取られているうちに、干ばつの影響は確実に進行している。3カ月で全作業地平均で約40センチ、水位が低下したという。アフガニスタンの水不足は深刻になるだろう。タリバンは崩壊したといってもアフガニスタンに新秩序が訪れたわけではない▲「そこに生きて死んでいく生身の人間が置き去りにされている。私たちの文明はひょっとして何かの虚構に基づいているのではあるまいか」。中村さんはこう問いかけて、述べている。「『アフガニスタン』は一つの終局の序曲に過ぎない。日本もまた、遠からずそのツケを負う日がくるだろう」と。】。関連:→ペシャワール会事務局「いのちの基金」第二期計画原案「緑の大地」計画(01.12.27)。
>▲爆撃の音を聞きながら、タリバンの兵士も配給を手伝ったそうだ。タリバン崩壊
>前夜のカブールで食糧を配ったのは国連機関や赤十字ではなく、ペシャワール会と
>ビンラディン氏を支援したといわれるアラブの団体だけだったと水源確保事業の責
>任者・蓮岡修さんが報告している
「BBCニュース」も、米軍の空爆開始後は、カブールにある孤児施設の面倒を見ていたのはタリバンだったと伝えているし、この話は本当のように思われる。
ブッシュ政権は、そのような“アラブの団体”の人たちを虐殺した上で指を切り取ったり、捕虜になったタリバンや“アラブの団体”の人たちのヒゲを強制的に剃り落としたりしているのである。