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映画「カンダハール」の準主役、米当局殺害犯と断定
イラン映画の巨匠マフマルバフ監督の新作「カンダハール」に出演する男優は、米国で反ホメイニ派イラン人指導者を暗殺した容疑者だった――。3日付ニューヨーク・タイムズ紙は、米司法当局者の話を引用してこんな疑惑を伝えた。
この男優は主役を助けるアフリカ系米国人医師を演じた「ハッサン・タンタイ」氏。同紙によると、米メリーランド州の検察官が、80年に同州で元イラン外交官を殺害した米国人デービッド・ベルフィールド容疑者(51)と断定した。米国の一部メディアが昨年来、疑惑を報じており、同検察官は「手段を講じて確認した」という。
元外交官は王制時代にワシントンのイラン大使館に勤務、その後、ホメイニ師によるイスラム革命を批判していた。ベルフィールド容疑者はワシントンにあるアフリカ系学生のための名門大学出身で、イスラム教に改宗したらしい。郵便配達人になりすまして元外交官を射殺、その後イランに逃げたことが確認されている。
同紙によると、マフマルバフ監督は配給会社を通じて声明を出し、この男優が逃亡者かどうかは「知らない」と述べている。
「カンダハール」はタリバーン下のアフガニスタンを描いており、米国でも関心を集めている。日本でも今月12日から東京を皮切りに各地で公開の予定だ。(11:49)