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【ワシントン布施広】
米当局者は3日、米軍が偵察機などを動員し、ウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」のソマリアでの動きを監視していることを明らかにした。当局者によると「数十人」規模のアルカイダの戦闘員が、アフガニスタンからソマリアへ移った可能性があるという。
3日付の保守系紙ワシントン・タイムズは「ソマリア爆撃を準備」の見出しで、国防総省が「テロとの戦争」の次の対象としてソマリア攻撃を検討していると報じた。同紙によると、アルカイダのメンバー約100人がソマリアにいることが確認されたという。
米当局者の発言は同紙の報道を大筋で追認するものだが、別の当局者によると、米側はアルカイダのメンバー多数がソマリアにいる証拠をつかみきれておらず、ソマリア攻撃の方針も固まっていない模様だ。
[毎日新聞1月4日] ( 2002-01-04-10:32 )