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米特殊部隊、アブ・サヤフ掃討で比派遣へ
【ワシントン2日=林路郎】フィリピン軍によるイスラム過激派組織「アブ・サヤフ」掃討の支援を目的に、米軍が1月中にも、100人を超える特殊部隊を現地へ派遣、比軍との共同作戦に入る計画であることが、2日までに米軍筋の話で明らかになった。
同筋によると、特殊部隊が派遣されるのは、比南部のバシラン、ホロ両島で、ワシントン州の基地フォート・ルイスに拠点を置く「第一特殊部隊グループ」が派遣候補として有力視されている。
両島一帯で活動するアブ・サヤフは、ビンラーディンのテロ組織アル・カーイダなどとの関係を指摘されている。現在も武装民兵数百人が米国人宣教師2人らを人質に取って潜伏中。同筋によると、米比両軍は、人質解放とアブ・サヤフ壊滅両方を作戦目標とし、米軍は情報収集、索敵、戦闘の各面で比軍を支援する。
アブ・サヤフは、誘拐、テロ、麻薬・武器・弾薬の密輸、海賊行為などの犯行を重ねている。米政権は、この組織がアル・カーイダを支援する潜在的危険があるとの懸念を強め、比軍支援の本格化を決めた。
米軍はこれまで比軍に軍事顧問として将校を派遣してきたが、今回の特殊部隊は、交戦も念頭に置いた装備で支援作戦を展開する。(読売新聞)