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(回答先: 中東和平:アラファト議長窮地に テロ阻止できず報復の連鎖で〔毎日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 13 日 12:24:30)
イスラエルのシャロン首相は12日深夜、緊急治安閣議で、アラ ファト議長との関係断絶を決定し、自治区内での対テロ軍事作戦 を実施することを宣言した。ヨルダン川西岸とガザで同日夕、ユダヤ人入植者を狙ったパレスチナ過激派による襲撃があり、入植者 10人が死亡したことを受けて、アラファト議長は「話し合いの相手ではない」と決めた。イスラエルは治安協議や和平交渉には応じないとして、自治区に報復攻撃を開始。シトリット司法相はラジオ で「オスロ合意はもはや有効ではない」と明言し、中東和平のオスロ合意は崩壊したとの見方を 示した。
西岸のナブルスに近いエマニュエル入植地に向かうバスが午後6時ごろ、銃撃され、乗客ら1 0人が死亡、約30人が負傷。犯人1人も射殺された。アラファト議長が率いるパレスチナ解放 機構(PLO)主流派のファタハの武装集団タンジームとイスラム過激派ハマスが犯行声明を出 した。
同じころ、ガザ自治区南部にあるグシュカティフ入植地で相次いで2件の自爆テロが起こり、犯 人2人が死亡、入植者4人が負傷した。ハマスの犯行とされる。アラファト議長は事件後、ハマ スとイスラム聖戦の全事務所を閉鎖する命令を出した。
イスラエル軍はただちにナブルスやガザ、ラマラの治安施設をF16戦闘機で空爆。自治政府 筋によると、約20人がけがをし、ガザで女性が心臓まひで死亡したという。
緊急治安閣議の声明によると、「襲撃事件の発生はアラファト議長に直接の責任がある」とし て、議長との一切の関係断絶を決めた。さらにイスラエル軍は、「ハマスやイスラム聖戦に対す る軍事作戦を立案し、西岸とガザで逮捕と武器の押収のために緊急展開する」として、自治区内に対して地上部隊を投入して対テロ作戦を実施することを明らかにした。
シトリット司法相は閣議後、オスロ合意について「我々が否定したのではなく、自治政府の合意違反によって、もはやオスロ合意が有効でない状況になった」と語った。さらに「自治政府には我々が話をする人間はだれもいないということだ」とし、自治政府との治安協議も二度と開かれ ないと明言した。(14:42)