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【ソウル31日=共同】
韓国の国防省は三十一日公表した二○○一年国防主要資料集で、北朝鮮が軍組織の再編を進めながら通常戦力の強化を図っている、と軍事動向を分析した。
軍事分野を優先させる金正日総書記の「先軍政治」を反映、南北首脳会談開催による緊張緩和の流れにもかかわらず、長・中距離ミサイルの配備、定期的な侵入訓練実施など北朝鮮の軍事的脅威は依然として存在するとしている。
一九九九年末と比較した二○○○年末の北朝鮮の軍事力は兵力が百十七万人と変動はないが、軍団数は二十から十九に、旅団数は七十八から七十六に統廃合され組織再編が進んだ。
野砲が二百門増加し約一万二千七百門に、空軍の支援機も十機増え約八百五十機となるなど通常戦力が一部増強されたが、生物化学兵器の推定保有量は二千五百−五千トンで変動はなかった。
武器輸入は九四−九八年の五年間で八千七百万ドルだったが、九九年は一年だけで一億五千六百万ドルに達し、武器、装備の近代化が進んでいることを示した。国防費は国家予算の30%以上になると推定している。
韓国の国防白書は二○○一年から隔年発刊となり、○一年国防白書に代わるものとして資料集がまとめられた。