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ビンラディン氏毒殺未遂?英紙が報じる
【ロンドン30日=鈴木雅子通信員】依然として行方がつかめないウサマ・ビンラディン氏が、毒殺未遂にあった末、「死に場所」としてイエメンに逃れた可能性があると、30日の英サンデー・エクスプレス紙が伝えた。
同紙によると、ビンラディン氏はアフガン国内を逃亡中、何者かに暗殺を企てられ、一命は取り留めたものの、肝臓、腎臓の衰弱が激しいという。
ビンラディン氏は、アフガンからパキスタン国境を越えてアラビア海沿いの都市グワーダルから船に乗り、イエメンに渡り、現在は東部のハトハラマウントと呼ばれる山岳地帯で、支援者の地元部族にかくまわれているという。同地域は、ビンラディン氏が潜伏していたとみられるアフガニスタン東部トラボラと同様、険しい山々が連なる地域。ビンラディン氏は「生まれ故郷のようなこの地域に、自分の骨をうずめたい」と話しているという。
米軍は、既にアフガニスタンからイエメンへの逃走ルートが書かれた地図を入手したという。