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鹿児島県奄美大島沖で起きた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の工作船とみられる不審船銃撃・沈没事件で、不審船が北朝鮮の特殊工作部隊が使用する周波数に近い電波を使って頻繁に無線交信を行っていたことが29日、防衛庁などの調べで分かった。
同海域は米軍や防衛庁が不審電波を常時監視しており、工作船が頻繁に無線交信することは極めて異例。公安当局は工作船が深夜に日本近海で任務遂行後、エンジンの故障でやむを得ず緊急の無線交信を繰り返していたとみている。
関係当局によると、不審船は、工作員の潜入や麻薬、偽札などの密輸を行う工作機関を持つ北朝鮮の朝鮮労働党の周波数を使用していた。しかし、防衛庁は当初、不審船の発信電波をキャッチすることができなかった。このため米軍の偵察衛星情報に基づき19日に海上自衛隊のP3C哨戒機で捜索しても発見できなかった。
その後、同庁は労働党作戦部が使用する周波数帯に絞って傍受した結果、頻繁に交信している不審船の暗号電波を同庁美保通信所(島根県)などが傍受した。その情報を基にP3Cが捜索したところ、21日午後4時ごろ、不審船を発見した。