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(回答先: 再「パキスタン消滅」へのカウントダウン (アカシックなど) 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 28 日 15:03:27)
12/28 08:08 印パ境界に静かな緊張 「最悪の状態」とパ軍准将 外信06
【チャコティ(パキスタン自由カシミール州)27日共同=古池
一正】インドとパキスタンの緊張の最前線カシミール地方。パキス
タン情報省の案内で二十七日、実質的な国境となっているパキスタ
ンのアザド(自由)カシミール州の実効支配線(停戦ライン)を訪
れた。険しい山間の陣地は静かな緊張感に包まれていた。
首都イスラマバードから北東に車で約五時間。州都ムザファラバ
ードからジェルム川沿いに約四十キロ東の町チャコティのシャヒー
ン基地。幾筋もの塹壕(ざんごう)が掘られ、銃を持った兵士が行
き交う。インド軍の施設とは川を挟んで百メートル余りの距離だ。
インド兵がこちらを見ている姿が肉眼でも見える。
案内役のモハマド・ヤクブ・ハン准将はここ二日間、インド側か
らの砲撃はないと説明したが、今回のインドとの緊張について「今
までで最悪の情勢だ」と繰り返した。准将によると、インド軍は夜
間、学校や病院などの民間施設を狙って砲撃。今年既に一万三千七
百回余りの砲撃があり、十四人が死亡、六十八人が負傷したという
。
実効支配線は全長約千キロ。一九四七年のインド、パキスタン両
国の独立とその後の三回の戦争で現在の位置に定まった。チャコテ
ィ付近では川に沿って実効支配線が延び、准将によると、パキスタ
ン軍はカシミールに常時六万人を配備。「既に十分の兵力がある」
とし今回の緊張で追加配備はないと強調した。しかしカシミール以
外での国境沿いでは兵力増強が続いており、イスラマバード近郊で
も大砲や兵員のやや大規模な移動が目撃された。
大使召還や領空通過拒否など制裁合戦が続き、両国軍が核弾頭搭
載可能のミサイルを配備したとの報道もあった。インドの支配政党
インド人民党ジャナ・クルシナムルティ総裁は今回の緊張を受け地
元テレビで「われわれは先に核兵器は使用しない。しかしもし相手
が使ったら、パキスタンを地図から消してやる」と言い切り、イン
ド側の強硬な姿勢を隠さなかった。
ヤクブ・ハン准将は、インドによる大使召還はこれまでになかっ
た措置だとして「両国の不信感がこれまで以上に高まっている」と
指摘。核兵器など特別な兵器の移動は否定したが「両国は既に十分
の破壊力を国境沿いに集結させている。ほんの少しの火種が破滅に
つながることを忘れてはならない」とインドとの危うい均衡状態を
説明した。
(了) 011228 0807
[2001-12-28-08:08]