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第10管区海上保安本部(鹿児島市)の捜査本部は27日、不審船事件の後、現場海域で収容した2遺体を28日に司法解剖すると発表した。
捜査本部は、海上保安官に対する殺人未遂・公務執行妨害事件として捜査しているが、2遺体は23日、不審船が沈没してから約10時間後、現場から10キロほど離れた洋上で発見された。このため「容疑者であるか否かの特定を含め事件との関連を調べるのが目的」(黒木正・10管警備救難部長)として、司法解剖に必要な鑑定処分許可状を鹿児島簡裁に請求し、許可状が出た。
これまでの調べでは、(1)2遺体の死因はいずれも水死とみられる(2)2遺体のうち1体の右足付け根付近には銃弾で裂かれた傷がある――などが分かっている。(毎日新聞)
[12月28日2時10分更新]