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ニューデリーからの報道によると、インドのフェルナンデス国防相は27日、パキスタンとの緊張が高まるカシミール地方とその周辺国境での軍の部隊増強と戦闘態勢が3日以内に整うことを明らかにした。パキスタン側も「ちょっとした発火がすべてを爆発させる」(外務省報道官)とし、状況が極めて緊迫しているとの認識を示している。
両国軍は27日も、カシミール地方とその周辺国境での臨戦態勢を続けた。カシミール地方では26日夜、イスラム過激派がインド軍陣地を攻撃。インド軍兵士3人、過激派1人が死亡。インドとパキスタン両軍が小規模な交戦をしたとの情報もある。
パキスタン外務省のカーン報道官は27日、対話による解決を望む姿勢を示しつつ、「国家が生き残りをかける時、核兵器を使わないとは言えない」ともけん制。パキスタン軍は国境付近上空での空軍機の警備飛行も強化し、「考えられるあらゆる方法で報復できる」(軍報道官)と強調している。
一方、インド政府は前日に続いて関係閣僚による安全保障委員会を開催し、さらなる対抗措置の検討に入った。来年1月に予定された軍事パレードの中止も発表された。(22:19)