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【ニューデリー26日=佐藤浅伸】パキスタンからの報道によると、同国の大統領報道官は25日、インドの国会襲撃事件(13日)を引き起こしたとされるイスラム過激派組織「ジェイシェ・ムハンマド」の指導者、モラナ・マスード・アズハル氏を拘束したことを明らかにした。
拘束の容疑は、同氏が扇動的な演説を行ったというもの。パキスタンは24日にも、襲撃事件に関係したとされる別の過激派組織「ラシュカレタイバ」の国内資産凍結を決めており、両組織の取り締まりを求めるインドや米国の要請に応じた形だ。
印パ両国の関係は襲撃事件以降、カシミール地方の実効支配線(停戦ライン)を挟んで両国軍が兵力を増強するなど、緊張が高まっている。パキスタン政府としては過激派への強硬姿勢を示すことで、対印関係の改善に結びつけたい考えとみられる。だが、カシミール独立闘争を続けるイスラム過激派に対する支持は軍部内にも根強く、どこまで本気で取り締まりにあたるのかは不明だ。(読売新聞)
[12月26日11時6分更新]