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ラディンを確認! 近く拘束か (夕刊フジ)
2001 年 12月 12日
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ついにラディンの姿をとらえた! 米軍は米中枢同時テロの黒幕ウサマ・ビンラーディン(44)がアフガニスタン東部のトラボラ地区に潜伏していることをキャッチした。決定的な通信傍受に威力を発揮したのは、米軍やCIA(米中央情報局)やNSA(国家安全保障局)が総力を結集して構築したハイテク傍受システムだった。
ラディンは、自爆テロ事件から6日後の9月17日、首都カブールで支持者に「別れの演説」を行った後、馬で立ち去った。
その後の行方は不明となり、東部ジャララバードや、カブールの“人民の海”に紛れ込んだとの目撃情報も出たが、北東部のパミール高原から中国国境に近いワハン回廊まで、各種の情報が流れるなど「2日と同じ場所にいない」といわれる神出鬼没ぶりだった。
米軍は、北部同盟からの情報や、現地に潜入してタリバン政権の分断工作を図ったCIAの情報工作、偵察衛星や通信傍受衛星、無人偵察機などハイテク兵器で情報収集を進めた。
10月下旬までに、ラディンの自宅がありタリバンの本拠地となっている南部カンダハル近郊のウルズガン州からガズニ州に至る32キロ四方の山岳地帯に潜伏していると絞り込んだ。
タリバンの敗走とともにラディンの行動範囲は一段と狭められ、11月中旬ごろまでにはJR山手線の内側の広さにあたる約78平方キロメートルの範囲にまで包囲網を絞り込んでいた。
タリバンの庇護を失ったラディン一行。1980年代の対ソ連戦争で使われ、洞窟やトンネルが張り巡らされている東部ジャララバードの南西55キロのトラボラ地区に逃げ込んだ。
米軍は2500万ドル(約30億円)の巨額な懸賞金を掲げて地元武装勢力を参戦させるとともに、激しい空爆で洞窟を破壊するいぶり出し作戦を展開した。
アラブ人中心のアル・カイーダ兵を護衛につけ、3人の影武者を仕立てていたラディンは、通信が傍受されるのを恐れ、無線や衛星携帯電話などの使用を控えていた。
今月9日に米軍がアフガン東部のトラボラ周辺へ大型爆弾「デイジー・カッター」を投下した際、核爆弾に匹敵する威力のデイジー・カッターを受けてパニック状態になったアル・カイーダ兵が衛星携帯電話や無線で連絡を取り合ってしまい、それをNSAの通信傍受システム「エシュロン」や通信傍受衛星などがキャッチしたとみられる。