★阿修羅♪ 戦争7 ★阿修羅♪ |
【ロンドン21日=共同】
訪英中のプーチン・ロシア大統領は二十一日、ロンドン郊外のブレア首相別邸で英ロ首脳会談を行い、首相が提唱するロシアと北大西洋条約機構(NATO)の合同政策決定機関創設構想について協議、双方の関係強化に向けた話し合いを加速していくことで一致した。
ブレア首相は先月、ロシアとNATOによる反テロ、平和維持活動など安全保障問題に関する「ロシア北大西洋評議会」(RNAC)創設を呼び掛けた。首相と共同記者会見したプーチン大統領は「ロシアにとってもよい提案だ」と述べ、来年五月までに双方の政策決定機関の形態を取り決めたいと語った。
首相も「今後は新たなNATOとロシアの評議会の在り方について詳細に検討することになる」と述べた。
一方で大統領は「完全な形での参加は求めない」と言明、NATO加盟は当面あり得ないとの考えを表明。大統領としては、NATOとの急接近にロシア国内などで警戒論が出ていることを念頭に、慎重にNATOとの新たな関係、国際秩序づくりを模索していくことになる。
大統領は、双方の関係強化の在り方について「NATOの活動についてロシアが参加しない分野を決める方法と、ロシアが協力できる二−四点の項目を取り決める方法とがある」と指摘、二通りのアプローチを考えていることを明らかにした。
両首脳は、二十二日に暫定政権が発足するアフガニスタンの和平プロセスでの連携強化も確認した。