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【ワシントン佐藤千矢子】
ブッシュ米大統領は21日、テロ組織の掃討に苦しんでいる国々からの要請があれば、米軍の特殊部隊を派遣したり、後方支援を行う用意があることを表明した。大統領は「我々は今の戦場でも他の場所でもアルカイダを追いつめ続ける。来年も戦争の年になる」との見通しも示した。ロイター通信などの年末インタビューで答えた。
テロ掃討支援について大統領は「テロとの戦いはアフガニスタンにとどまらない。ある大統領がやって来て『我々が持っていない専門技術や軍隊を派遣してくれないか』と言われれば、答えは『もちろん』だ。必要ならば、我々は喜んで軍隊を貸す」と述べた。
米政府はすでに「アルカイダ」との関係が指摘されるフィリピンのイスラム原理主義組織「アブ・サヤフ」の掃討支援を表明し、特殊部隊を同国入りさせているが、大統領の発言はフィリピン以外からも要請があれば軍事支援する考えを示したものだ。
また大統領は、同時多発テロの首謀者ウサマ・ビンラディン氏について「どこにいるか分からない。最近、彼についてあまり聞かない。洞くつにいるかもしれないし、パキスタンに逃げようとしたかもしれない」と述べて、捜索が難航していることを認めた。そのうえで「この政権は忍耐強く、容赦ない。我々は彼を見つけ出す」と改めて捕捉への決意を強調した。
[毎日新聞12月22日] ( 2001-12-22-10:33 )