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12・21午前NHK衛星1で放送された「ABCワールドニュース」は、先日公表されたウサマ・ビンラディンの新証拠ビデオのなかにアラビア語から英語に翻訳されていない箇所があり、それを独自に翻訳したとしてその内容を報じた。
新ビデオの公表に当たってブッシュ政権は、でっち上げと言われるのを避けるため慎重に翻訳を行ったが、単純な抜けなのかそれとも政治的に微妙なために抜かしたのか分からないが、いくつかの箇所で翻訳に抜けがあった。
その一つは、アメリカにとって長年の友好国であるサウジアラビア政府のメンツが丸つぶれになるようなもので、もう一つは、モハメド・アタ以外の実行犯について語っているところだという。
そして、「この未公開部分の翻訳は、政府が持っている翻訳と一致している」と語っていた。
● サウジアラビア政府のメンツが丸つぶれになる部分
ビンラディン氏が会った“シェイク”について、ハリド・アルハージ(名前は音の違いなのか諸説ある)という名前で、サウジアラビア政府から宗教指導者の地位を解任された(引用者注:98年)ことになっているが、ビデオのなかで、サウジアラビアの宗教警察によって密かにアフガニスタンに送り込まれたと説明している箇所があるという。
また、ビデオのなかには、サウジアラビアの宗教評議会の重要メンバーで著名な律法学者であるアブドラ・アブバラク師が、9・11同時多発テロを支持する説教を行ったことが触れられているともいう。
● 他のハイジャッカーについて
アル・ハズミ兄弟がアラーに祝福されるようにというビンラディンの発言があるという。
注)アル・ハズミ兄弟とは、国防総省に激突したAA77便に乗っていたとされる「ナワワ・アル・ハズミ」と「サレム・アル・ハズミ」の二人だと思われる。
アズミ兄弟の部分はビデオの該当部分を見せたが、サウジアラビア絡みの部分はほとんどが口頭での説明だった。
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ハイッジャク犯19名の内15名をサウジアラビア国籍とし、それ以降も、識者によるサウジアラビア王室批判やサウジアラビアの宗教批判が行われたり、「サウジアラビア王女逮捕」や「タンカー臨検銃撃事件」なども起こっている。
「ニューズウィーク日本版」(12・26)の読者投稿欄にも、全部で6件のうち2件がサウジアラビア批判の内容となっている。
ブッシュ政権及びアメリカの支配層は、サウジアラビアをどうしようと思っているんでしょうね?