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12/20 17:41 軍輸送機が炎上、2人重傷 「銃撃」とアチェ独立派 外信90
【ジャカルタ20日共同】インドネシア国軍当局者によると、独
立紛争の続く同国アチェ特別州北アチェ県のマリクサレ飛行場で二
十日午前九時四十五分ごろ、着陸中の空軍C130輸送機が滑走路
をはみ出し、炎上した。乗っていた軍人ら九十五人は脱出したが、
陸軍の大隊副隊長と兵士の二人が重傷を負った。
独立派ゲリラ「自由アチェ運動」(GAM)幹部は「われわれが
銃撃した。戦闘員百五十人が作戦に参加、五カ所から攻撃した」と
話しているが、国軍当局者は「制動装置の故障による純粋な事故だ
。外部からの攻撃はなかった」と否定している。
輸送機はジャカルタから北スマトラ州メダンなどを経由し、同飛
行場に向かっていた。搭乗者のうち十三人は軍人の家族。
アチェでは国軍がGAM制圧作戦を強化しており、今年だけで住
民ら千数百人が死亡したとみられる。
北アチェ県には、日本向け天然ガスの採掘、精製施設があり、三
月に施設を視察中のエネルギー・鉱物相や国軍幹部が乗ったヘリコ
プターが銃撃を受けた。
(了) 011220 1740
[2001-12-20-17:41]