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12/20 15:58 強硬姿勢に不協和音 迷走気味のイスラエル 外信71
【エルサレム20日共同】パレスチナ自治政府のアラファト議長
との関係を断絶し、パレスチナ側への軍事攻勢を強めるイスラエル
政府内部で、強硬姿勢に対する不協和音が漏れ始めた。
治安当局からさえ政府批判が出始めている中で、議長との断絶に
もかかわらず、自治政府との接触は依然続いている。パレスチナ過
激派の相次ぐテロをいかに防ぐかをめぐり、イスラエルの政策は迷
走気味だ。
ペレス外相は十七日、議長との関係断絶を決めた閣議決定を公然
と批判。議長に過激派逮捕の「数日の猶予を与えるべきだ」と述べ
、事態打開に向けた政治レベルの対話を絶つべきでないと主張した
。
また、十九日付イスラエル各紙によると、治安当局高官が十八日
、「アラファトはわれわれが合意を結ぶことができる唯一のパレス
チナ人指導者」と述べ、閣議決定に反する考えを表明。
別の高官は、過激派の「暗殺作戦」でテロ抑止を図ろうとするの
は「海の水をスプーンでかき出すのと同じ」と述べ、軍事作戦でテ
ロを全面停止させることの限界を認めた。
議長との断絶にもかかわらず、ペレス外相やベンエリエザー国防
相が自治政府高官と接触を続けていることも十八日に明らかになっ
ている。
(了) 011220 1557
[2001-12-20-15:58]