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【ニューヨーク19日=石井一夫】
USAツデー紙は19日、米同時テロ事件直後の世界貿易センター内部の実態を詳細に検証した記事を掲載し、犠牲者のほとんどはハイジャック機が激突した場所の周辺か、その上の階にいた人たちで、下の方の階にいた人たちの99%は助かっていたと報じた。
同紙は犠牲者の家族や企業責任者らからの取材をもとに、事件当時、北棟と南棟にはそれぞれ5000〜7000人がおり、救助隊員や旅客機の乗客を含めた計2800人余りが命を落としたと特定。その95%について、当時いた場所が判明したとしている。
報道によると、1機目のハイジャック機が激突したのは北棟の98〜93階の部分。日ごろから同棟内で働いている人で犠牲となったのは1434人で、うち1360人は92階とそれより上の階にいた人たちだった。とくに、92階以上の階にいた人たちが全員死亡したのに対し、91階にいた人たちは全員助かっていたという。
一方、2機目のハイジャック機が84〜78階の部分に激突した南棟では、救助隊員らを除く599人の犠牲者のうち、75階から下にいたのは4人だけだった。
北、南両棟には各99基のエレベーターがあるが、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社の責任者は「10基のエレベーターが動かなくなっており、それぞれ中に数人が閉じ込められていた」と指摘している。
(12月20日13:48)