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アフガニスタンの北部同盟のファヒーム国防相は19日、カブールで朝日新聞記者などと記者会見し、米軍などが捕そくできないままになっているオサマ・ビンラディン氏について「恐らくパキスタンに逃げたと思う」と述べた。国連が治安維持の目的で派遣する多国籍部隊については「3000人を受け入れる」と語ったが、国連が考えているカブールの武装解除と中立化には否定的な姿勢を示した。
アフガン東部のトラボラ地区について、国防相は「アルカイダ最後の抵抗拠点だったが制圧され、彼らはアフガン国内の軍事拠点はすべて失った」と指摘。同氏がパキスタンに逃げたとの見方の根拠は示さなかった。
多国籍部隊については、(1)治安維持(2)医療・技術支援などの後方支援(3)カブール北郊のバグラム空軍基地に待機する予備的な部隊――の3分野に分け、各1000人ずつを受け入れる姿勢を示した。同国防相は最近まで「計1000人程度」と述べていたが、受け入れ拡大に柔軟姿勢を示した。
国連側は部隊派遣は暫定政権発足までに首都を中立化するのが目的とし、北部同盟軍に対し、カブール郊外への退去を要請している。同国防相は「カブール市内にも北部同盟の重要な基地がある。治安維持は我々が最終権限を持っている」と述べ、退去と中立化に否定的な考えを表した。(03:03)