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12/17 16:23 タリバン幹部は既に脱出 越境しパキスタンへ 外信41
【ワシントン17日共同】アフガニスタンでウサマ・ビンラディ
ン氏の捕そく作戦を続ける米軍は、同氏が隣国パキスタンに逃亡し
ても「厳重な検問を行うなど協力している」(フランクス中東軍司
令官)パキスタン政府を信頼する姿勢を示している。しかし同国政
府高官はタリバン政権が崩壊した後、多数の同政権幹部が入国した
ことを認めており、同国の国境管理の信頼性に疑問が出始めた。
十七日付ワシントン・ポスト紙はアフガン情報機関当局者の話と
して、タリバン政権幹部のうち、オバイドラ・アコンド国防相、ラ
ザク内相、カンダハルのオスマニ司令官ら少なくとも五人がパキス
タンへ脱出したとみられると報じた。
ラザク内相らはカンダハル陥落後、親タリバンのパシュトゥン人
有力者ナキブラ氏との密約により、最高指導者オマル師らとともに
カンダハル脱出を許され、その後パキスタンに入国したという。
同紙がパキスタン政府筋の話として伝えたところによると、米政
府のテコ入れを受けたパキスタン政府は、アフガン国境の警備、検
問態勢を大幅に強化したが、実際には最近も多くのタリバン兵士が
山道を越えてパキスタンに入国、宗教学校などに身を隠している。
あるパキスタン政府高官は同紙に対し「米国が好むと好まざると
にかかわらず、反タリバンのパシュトゥン人勢力は裏でタリバンと
協力している」と語った。
(了) 011217 1623
[2001-12-17-16:23]