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12/17 15:50 フィリピン過激派が標的か 次の対テロ戦で米 外信34
【ワシントン17日共同】アフガニスタンのタリバン政権崩壊、
テロ組織アルカイダの事実上の壊滅を受け、米政府はアフガン後の
対テロ戦争の標的を絞り込み始めた。最初の具体的な軍事行動の対
象としてフィリピン南部ミンダナオ島周辺でイスラム過激派アブ・
サヤフを狙う可能性が急浮上しており、最も早い場合は年明けにも
米軍の武装顧問団が派遣される。
これまで「候補」に挙がっていたソマリアやイエメン、イラクを
対象にした作戦には当事者政府との調整のほか、大掛かりな準備や
イスラエル・パレスチナ問題の沈静化が必要なため、米軍のアフガ
ン撤退を待って、早くても来年半ば以降となりそうだ。
アブ・サヤフに照準を合わせている背景には(1)アルカイダと
密接な関係(2)「世界のテロ根絶」というブッシュ・ドクトリン
の実行と政治的メッセージ発信(3)宣教師夫妻ら米市民三人が五
月に人質となり、一人が殺害された事件―がある。
米政府当局者によると、米軍は十一月に現地視察の軍事顧問を先
遣。十六日付のロサンゼルス・タイムズ紙によると、来年一月には
フィリピン軍を長期訓練する、中央情報局(CIA)工作員と特殊
部隊グリーンベレー主体とみられる武装した軍事顧問団をミンダナ
オ島沖のバシラン島に送る。
一方、政府当局者や軍事専門家によると、米政府はイラクに対し
大量破壊兵器の査察受け入れを迫りながら制裁強化を求める方針で
、軍事行動を本格検討するのは国連が制裁を見直す五月以降になる
という。
(了) 011217 1549
[2001-12-17-15:50]