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| ★阿修羅♪ 戦争７ ★阿修羅♪ |
本日未明（１：００）から「ＣＮＮニュース」で、アラファト議長のテレビ演説が放送された。約２０分間の演説すべてを聞いたが、アラファト議長の政治生命が終わりに近づきつつあると感じさせられた。
［アラファト議長の演説内容趣旨］
（結論部）
★ 自治政府及びその幹部は信頼をなくしていない。ミッチェル協定に依拠して交渉したい。
★ 反撃してイスラエルに攻撃への口実を与えてはならない。
非常事態を宣言するとともに、一方的な停戦措置を構じる
★ テロ組織を非合法化する。
★ '６７年以降の占領地を回復し、東エルサレムを首都としたパレスチナ国家の樹立だけを望んでいる。
（パレスチナ人への呼びかけ）
● あらゆる部門で民主的な選挙を実施する
● シャロン政権は治安機構・都市・農家・農場、そして、国際社会の長年の援助でようやく築いたインフラまでも破壊している
● 国家の合法性に対する戦争であり、抑圧と占領である。
● ９・１１以降の世界状況は大きく変わった。急激に変わりゆく世界を認識しなければならない。
● パレスチナの正当な権利を世界に理解してもらう。
● テロに反対する姿勢を世界に理解してもらう。
● 今回のイスラエルとパレスチナの衝突が複雑なものであることを理解している。
● 自爆テロを止めなければならない。
（イスラエル人への呼びかけ）
● イスラエルとの対話を数十年前から始めた。
● 我々は肩を並べて和平を追求してきた。
● マドリード、オスロと対話を進めてきた。
● これからも、対話を進めていきたい。
● 幻想を捨てよう。戦車や戦闘機が対話の代わりになることはない。
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アラファト議長演説直後の「ＣＮＮニュース」は、そっけなく「一方的に停戦し、アルサレムを首都としたパレスチナ国家をつくりたいというものでした」とまとめていた。
今日午前にＮＨＫ衛星１で放送された「ＡＢＣニュース」は、アラファト演説に対する反応として、ハマス幹部と一般市民の声を取り上げていた。
● ハマス幹部は「意味のない演説だ。我々は７年も前から交渉してきた」と反発
● 一般市民は「向こうが私たちを殺したいというのなら、こっちも対応しなければならない」と反発
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■ アラファト議長が、オスロ合意以降も、イスラエル政権がパレスチナ自治区で“入植地”を拡大してきたことや１２・２連続爆弾テロの真相が明確でないことをまったく主張していないことには驚いた。
議長が、パレスチナの正当な攻撃を「テロ」と呼んじゃあお終いだと思う。Ｕ.Ｎ.の「テロ定義」でせっかくアラブ・イスラム諸国がパレスチナの戦いをテロに含めないよう努力しているのに．．．。
シャロン政権が、パレスチナの内戦を誘導しようとしているのはミエミエである。
この術策にはまらないようにパレスチナをまとめていくのがアラファト議長の最優先課題だと考える。
内戦状態になってパレスチナ人同士が殺し合い、その混乱を言い訳にシャロン政権がパレスチナを全面占領するという事態はなんとしても防がなければならない。
元々アホな国際社会は、そのような経緯で進められたイスラエルのパレスチナ全面占領を非難しない可能性もある。
アラファト議長がハマスやイスラム聖戦などを非合法化し抑え込んでいく一方で、イスラエルがパレスチナへの侵攻とパレスチナ人の虐殺を続けていくという状況になれば、アラファト議長の政治生命は、“内戦”を経ないまま絶たれるであろう。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。