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12/16 01:15 制裁停止で軍事協力求める 米長官アゼルバイジャン 外信105
【モスクワ15日共同】ラムズフェルド米国防長官は十五日、ア
ゼルバイジャン、アルメニア、グルジアのカフカス三カ国を訪問、
アゼルバイジャンに対しては経済制裁を近く停止し、軍事協力を拡
大する方針を伝えるなど、各国に反テロ作戦における一層の協力を
促した。
タス通信によると、アリエフ・アゼルバイジャン大統領との会談
で国防長官は、制裁を来週にも停止すると言明。アゼルバイジャン
は既に米軍機の領空通過を認めているが、制裁停止の見返りとして
国内の基地を出撃拠点として提供するなどの新たな協力に踏み切る
可能性が高い。
米国はウズベキスタンなど中央アジア各国の基地使用も確保して
おり、反テロ作戦の軍事的基盤をさらに固めることになる。
制裁はナゴルノカラバフ紛争などを理由に一九九二年に発効。政
府間の経済、軍事援助を規制し、米石油業界にとってもカスピ海油
田開発の障害となっていた。
(了) 011216 0114
[2001-12-16-01:15]