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連日スクープを飛ばしている「ABCニュース」は要注目です!
本日午前(9:25)NHK衛星1で放送された「ABCニュース」は、「9・11同時多発テロにビンラディンが関与しているという具体的な証拠になるビデオテープを公開せよという声が上がっているが、実は、これまで言われているように、ジャララバード近郊の民家で発見されたというのはウソで、ジャララバードに住む情報提供者からCIAが受け取ったものである。政府は既に数週間前からそのテープを持っていたが、情報提供者のことが明らかになるのを避けるため、黙っていた。しかし、公開したいと考える一部勢力がマスコミにリークにしたため、今回の騒動になった。」と報じた。
これまでの各種メディアの報道と今回の「ABCニュース」から推測すると、
● 話題のテープは、かつてブレア首相が「ビンラディンの関与を示す新証拠」として英国議会で報告したビデオと同じものであろう。
● ビデオテープをCIAに渡したアルカイダの“スパイ”(=情報提供者)は、先月カブールで拘束されたアブドララーマン氏(父親が93年のWTC爆破容疑で収監中)と思われる。
● ブッシュ政権がビデオをすぐに公開しないのは、ビンラディン氏の関与を“納得させられる”ように編集できるかどうかを検討しているからであろう。アドビを使っているってことはないだろうが、小刻みに編集して流すに耐える内容となるかどうかで公開の是非が決められるだろう。
● 英国が持っているビデオと同じであれば、英国が公開しなかったように、ブッシュ政権も公開が難しいかも知れない。手を加えすぎていることがミエミエであれば、公開した意味がなくなる。
● 情報提供者がアブドララーマン氏であることが明らかになれば、彼が法廷などで証言する内容の信憑性が問われてしまう。彼に限らず誰であっても、CIAへの情報提供者とわかっている人物がビンラディン関与などの証言をしても、笑われるだけである。
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◆ まず、ブッシュ政権がビデオ全編を無編集で公開しなければ、様々な“詐欺”が行われていると断じていい。
◆ ビデオには、「自爆テロとは知らずにハイジャックすると思っていた犯人が多く乗っていた」という趣旨のビンラディンの話があると言うが、ビンラディン氏の9月段階のパキスタン紙とのインタビュー内容(アメリカとイスラエルが9・11に関わっていることを匂わせていた)と照らし合わせると、ビンラディン氏はある情報筋(犯人かもしれない)から、テロ攻撃が行われることを知っていたのではないだろうか。
◆ ビデオには、「9・11テロ攻撃をアメリカとイスラエルが仕組んだ」という趣旨のビンラディン氏の発言が含まれている可能性が高い。そうであれば、このビデオテープが、そのままの“姿”で第三者の手に渡ってはまずい。
◆ ビンラディン氏が9・11を知っていたようなことを述べているのは、上記の意味で不思議ではない。
◆ 「WTCの崩壊にびっくりした」という趣旨の発言もあるようだが、アメリカの専門家も私もびっくりした。ゼネコンの経営に関わっていたビンラディン氏が、ビルの結末に興味を持ち、崩壊にびっくりしても不思議ではない。
◆ ビンラディン氏が空爆テロを喜んでいるということも、10・8に世界に向け公開されたビデオで明言していることである。
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結論:ビンラディン氏が9・11空爆テロを指揮していたら、「私(アルカイダ)が見事にアメリカ中枢への攻撃を敢行した」と宣言したに違いない。従来から、アメリカの世界支配と聖地への軍事駐留を非難し、アメリカ市民をも含むアメリカへの攻撃を聖戦として鼓舞してきたのである。
ビンラディン氏が“攻撃敢行声明”を出しても、それまでビンラディン氏を支持してきた人々は、歓呼でそれに応え、さらに熱い支持を向けたであろう。
ビンラディン氏が、実際に関与していて関与していないとウソをつく唯一の目的は、やっていないことを主張してアメリカの拘束から逃れることである。
これは“お笑い”である。そんなことでアメリカが「はいわかりました」と手を引くことがないくらいわかっている。そして、そんなウソは、彼の信仰も、彼の存在そのものもふっとばす“大罪”である。