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アフガン、連邦制が唯一の現実的選択 親イラン勢力のジャリル氏

投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 14 日 17:35:24:

12/14 14:21 連邦制が唯一の現実的選択 親イラン勢力のジャリル 外信77

 【テヘラン14日共同】アフガニスタン暫定政権協議に参加した
親イラン勢力代表のホマユン・ジャリル氏は十三日、共同通信と会
見し「内戦再発や国家分裂を避けるには連邦制採用が唯一の現実的
な選択肢だ」と述べた。                   
 連邦制については「強力な中央政府の下、地域ごとに統合した五
―六州が独自の州政府を持つ体制を国民会議で決めるのが好ましい
」と説明した。                       
 タリバン政権崩壊後もアフガンでは西部を親イランのイスマイル
・カーン司令官、北部をドスタム将軍ら有力者が実効支配。連邦構
想は民族構成や歴史的経緯に配慮し各州に一定の自治権限を与え混
乱を防ぐのが狙いという。                  
 暫定政権で閣僚ポストを得られなかったことについて「ブラヒミ
国連特別代表から当初五ポストを提示されたが北部同盟がより多く
の枠を要求。閣僚数が目標ではないので譲歩した」と説明。将来の
選挙には「自分が属する(イラン政府が推進してきた)キプロス・
プロセス参加勢力は単一政党として参加する」と述べ、議会を通じ
政治に参加する意向を示した。                
 多国籍部隊については「首都と周辺部の治安維持に限定し、約千
―二千人程度のできる限り少数の部隊とすべきだ」と述べた。  
 イラン亡命中のヘクマティアル前首相について「自分も(前首相
の)イスラム党幹部だったが政治路線の相違から関係を断った。ア
フガン国民は前首相のような古い指導者たちに飽きている」と指導
者の世代交代の必要性を強調した。              
 ホマユン・ジャリル 1960年生まれ。アフガン・パンジシー
ル渓谷出身。カブール大在学中に反共産主義運動で逮捕され6年間
収監。釈放後、イスラム党に入りアフガン侵攻したソ連軍と戦う。
95年イランに亡命。                    
(了)  011214 1421              
[2001-12-14-14:21]




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