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12・10午前に放送されたNHK衛星1の「BSニュース50」で、ブレア政権の国防相フーン氏がBBCの番組のなかで「英軍がビンラディン氏を拘束した場合、“ある保証が得られるなら死刑制度がある国への身柄引き渡しを容認する”と、EUの人権条約に加盟している英国は、ビンラディン氏の米国への身柄引き渡しについて死刑にしないことの確約が得られることが条件になるとの考えを表明した」ことを報じた。
● タリバン政権は、9・11空爆テロ以降、「ビンラディン氏が9・11事件に関与している具体的な証拠をアメリカ政府が示せば身柄を引き渡す」と表明
● ブレア政権は、9・11空爆テロについて、「ビンラディンが9・11事件に関与しているのは明白だ」とブッシュ政権が提示したと言われる“証拠”を信頼に足るものとしている。そして、今回のフーン国防相の意思表明である。
タリバン政権は、身柄引き渡し後どのような処置がとられるかについては言及せず、テロに関わった“証拠”の提示を条件とした。しかし、ブッシュ政権は、「交渉の余地はない。即時引き渡すかどうかが問題だ」とタリバン政権の交渉を蹴飛ばし、10・7から大規模な“アフガン大虐殺”軍事作戦を継続している。
一方、ブレア政権は、ビンラディン氏が9・11空爆テロの首謀者であることを認めながら、死刑の適用が行われる可能性があるのなら、身柄を米国に引き渡さないと表明している。
どっちが、「反米」的な対応だろうか。
どう考えても、ブレア政権の対応のほうが、反米=反ブッシュ的に思える。
だから、ブッシュ政権流の“道理”から言えば、万々が一英軍がビンラディン氏の身柄を拘束したブレア政権が“死刑適用”問題を盾として頑なに身柄引き渡しを拒んだ場合、英国が攻撃の対象となっても不思議ではない。煽るのなら、ビンラディン氏の身柄を引き渡さない英国を攻撃するのが“筋”である。
まあ、その政策と軍事行動に思想性も確固たる基準もないブッシュ政権が、“旧”宗主国UKを攻撃するとは思えないが...。
これが、アメリカ政権お得意の「ダブルスタンダート」なんですけどね。
それに、ビンラディン氏が英軍の手に落ちるってこともあり得ない???
それで、もっともらしい“人権”を担ぎ出したのかな。
ビンラディン氏がこのようなブレア政権の意向を知って、英軍に手を振って出てきたらどうするんだろう。
このような書き込みは、アホなメディアに対するイヤミだと受け止めてください。
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12・12のNHK衛星1で放送された「BBCニュース」では、BBCの記者がアシュクロフト司法長官にこの問題でインタビューを行っていた。
アシュクロフトは、「我々はいつも現実の変化に応じた対応をしてきた。その問題も現実になってから判断する」と答えていた。