★阿修羅♪ 戦争7 ★阿修羅♪ |
ブッシュ大統領は、「対タリバン戦の勝利宣言」をしたそうだが、CNNの記者がパキスタンの難民キャンプでアフガン難民100人から攻撃され命辛々で逃げた(CNNはなぜそんな目に合うのか理解できないようだ)ように、アフガニスタンで米国人が安全にビジネスを行うなんてことがまったく出来ない状況にしてしまった。そして、まだ結果はわからないが、オマルさんとウサマ・ビンラディンさんの拘束ないし殺害もおぼつかない。
このようななかで発生したエンロンの破綻は、ブッシュ政権を内から激しく揺さぶるデイジー・カッターになりそうな雲行きだ。
これも、ブッシュ政権の政治性のなさが生み出したとも言える事態だ。
ブッシュ政権は、エンロンの破綻後、「この問題は一民間企業の話であって、連邦政府が口出しするようなことではない」(趣旨)との態度をとってきた。
ブッシュ政権が、ウソでもいいから、「エンロンの破綻はアメリカ国民にとって大きな問題であり、連邦政府も座視しない。ただ、今は戦争中なので今しばらくはご容赦を..」くらい言っていれば、少しは嵐を防げたかも知れないのに、アホな政権は、自らがド壺にはまる道を選択したと言える。
連邦議会下院でまもなくエンロン問題の公聴会が開催されるとのことであるが、12・11午前にNHK衛星1で放送された「ABCニュース」は、エンロンとブッシュ政権の“危険な”関係について批判を展開していた。
● ブッシュ氏の大統領選キャンペーンに対して、エンロンが社用ジェット機をタダで提供していた
● エンロンは、ブッシュ氏及び共和党に対し数千万ドルの政治献金を行っていた。
民主党へは、その1/4程度。
● エンロンのレイシー会長が、ブッシュ政権発足後に、チェーニー副大統領のエネルギー政策策定過程に加わっていた。
● ブッシュ政権内にはエンロンで働いた経歴がある人が多く、エンロンの経営内容についても知っていた可能性が高い
と具体例を列挙し、アナリストの言葉として、「アメリカのどの企業よりも、エンロンはブッシュ政権との関係が深い」と報じていた。
“戦争”に関しては表立って批判できないメディアが、このエンロン問題をブッシュ政権叩きにフル活用する流れができそうな感じだ。
この件といい、炭疽菌テロ米軍関与説の流布といい、ブッシュ政権の崩壊は、本当に、そう遠くないかも知れない。
だからこそ戦争を煽り続けなければならないという危険性もはらんでいると言える。