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ずっと以前、「ニュースウィーク 日本版」の記事をベースに、炭疽菌テロで使われた炭疽菌は、“白い粉”ではなく、“黒い粉”であることを書き込みしたが、今日午前放送されたNHK衛星1のワールドドキュメンタリー『生物兵器の恐怖』で、試験管に収められた“茶黒い粉”の炭疽菌を確認した。
「炭疽菌が白い粉」という“神話”は、イタズラがそのような白い粉を使って多数行われたことからみても広く浸透しているようだ。
これは、アメリカの取り締まり当局にとって、「中身が白い粉だって、じゃあ大丈夫だ」というありがたい状況をもたらしたと言える。
日本でも、郵政を中心に“白い粉”の取り締まりが行われているようだが、本当にわかっていてやってることなんだろうかね。見逃しちゃあいけない本当に恐い粉は、“黒っぽい粉”なんですよ。
『生物兵器の恐怖』という番組は、アメリカのWGBHという会社が10月に制作し、10月にイギリスだけで放送されたものだという。
一つを除き、全編がアメリカ政権の宣伝番組という内容だったが、シャに構えて見ていればそれなりに面白い内容とも言えるものだった。
前半部は、旧ソ連の生物兵器研究所の実態と残骸を映像で追うものであった。
後半は、以下の内容で、
● 旧ソ連の生物兵器研究者は職にあぶれている。世界各地のテロリストが生物兵器を手に入れたいと考えそのような研究者に触手を伸ばしている。それを防ぐために、アメリカ政府はどんどん雇っている。
★ おいおい、戦後、ロケット研究のためにドイツから研究者を連れていったり、免責を条件に731部隊の資料を手に入れたとの同じで、自分ちの生物兵器研究を促進するためだろうが。
● 生物兵器は、バイオテクノロジーの進歩により、狭い設備で安価に製造できるようになった。
それを実証するために、米国防総省は、じっさいに南部の荒れ地に生物兵器製造設備を造った。 機器類はすべてカタログ通販で建物もちゃっちいもので済んだ。
★ そんなことは実際に造らなくてもわかるだろ。存在を暴露されたからといって、つまらない言い訳をするんじゃない。
● ダシェル議員宛の炭疽菌は、兵器級のもので、非常に細かくエアロゾル加工も施されている。
★ おいおい、その話は12月になってから「ABCニュース」や「NYタイムス」で報道されたものだぞ。やっぱり、10月時点でとっくにわかっていたんじゃないか。当たり前だよね、ブツが手に入ったらすぐに分析するのは捜査の常道なんだから。
番組を制作し終わって、10月中にイギリスで放送したってことは、ほんとうに直後にわかっていたってことだね。じゃあ、炭疽菌テロに関するリッジ本土安全保障局長官やアシュクロフト司法長官の“思わせぶり”な記者会見ってなんだったんだ。
この番組がアメリカ本国では放送されなかったはずだ。
ところで、この番組を制作したアメリカのWGBHという会社は、何者なんですか?