投稿者 ごろた石 日時 2001 年 12 月 08 日 19:27:44:
「ロ米の接近は戦略的すう勢」プーチン大統領 「人民日報」2001年12月6日
ロシアのプーチン大統領はこのほど、記者のインタビューに対し、「アフガニスタンでの軍事行動に満足しているが、タリバンとの戦いに決して勝利した訳ではない。タリバンにはまだ多くの支持者と大量の武器がある」と述べ、アフガン問題の政治解決の重要性を強調した。プーチン大統領はそのうえで「反テロ行動はアフガンだけに限定すべきではない」との考えを強調、「バルカンからフィリピンまでがテロの温床として不安定地帯となっている。世界の主要な脅威は大陸間弾道ミサイルではなく、テロリズムが握る化学兵器や生物兵器だ」と指摘した。
米国が中央アジアに軍を長期駐留させる考えはないと発表したことについては、「ロシアと西側諸国、米国の安全保障問題に性質的変化が起きれば、中央アジアと西側諸国、米国との関係にも心配はなくなる。ロ米の接近は一つの方策ではなく戦略的すう勢だ。両国は相互の協力方法に修正を行っている」と述べたものの、両国間には依然として意見の食い違いが存在することも認めた。