投稿者 ザワヒリ博士 日時 2001 年 11 月 28 日 21:25:47:
(回答先: Re: 米大統領、冬季五輪期間中の停戦を拒否 投稿者 あっしら 日時 2001 年 11 月 28 日 20:42:38)
日本オリンピック委員会のモスクワ五輪ボイコットを巡って
ソ連がアフガニスタンに侵攻した際、カーター大統領のモスクワ五輪ボイコット呼びかけに日本政府はいち早く支持を表明しました。とはいえ、選手団を送るかどうか決めるのは日本オリンピック委員会(JOC)。日本政府のボイコット支持表明後の総会でJOCは、「われわれは国際紛争によってオリンピック運動が疎外されることがあってはならないと信ずる」、モスクワ大会に「参加することを原則とする」など三項目を申し合わせました。「この総会では『政府が我々にボイコットしろというのは、スポーツに対する不当な介入だ。申し合わせのなかに、政府に反省を求める一項を加えよう』(清川正二・JOC副会長)との提案もあったほどだ」といいます。しかし結局、JOCはモスクワ大会をボイコットしました。文部省の「モスクワ大会に参加するなら、『オリンピック大会選手派遣費』だけでなく、スポーツ団体に出している補助金は全額打ち切りだ」との脅しに屈したのです。スポーツ団体への国庫補助金は、当時は(財)日本体育協会に一括して支出されていたといいます。1980年度の日本体育協会の年間収入は約46億5千万円。その34%、約15億8千万円が国庫補助金(文部省所管)でした。やはり引き上げると言われた通産省所管の公営競技補助金(競艇、競輪等の益金)11億9千万円を合わせると、年間収入に占める補助金の割合は実に60%になります
アメリカがはアフガニスタンに軍事介入という理由で各国にモスクワ五輪の不参加を呼びかけた。
いま全く同じ理由で来年開催の冬季五輪をボイコットしよう。