投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 07 日 19:38:28:
J−WAVEニュース」が流れ、「アメリカ国防総省が、これまで探索を続けてきたトラボラ地域の洞窟をほとんど調べ尽くしたが、ウサマ・ビン・ラディンは見つからなかったと発表した」と伝えた。
----------------------------------------------------------------------------
そうなるとめぼしそうなのは、カンダハル地域ということですか。
現段階では確定的ではないが、タリバンの最高指導者オマルさんの身柄を確保できず、さらには、今回の作戦の最大目的であったウサマ・ビン・ラディンさんまでも見つけられないってことになったら、ブッシュ政権はどうするんでしょうね。
以前、タリバンの誰かが「ウサマは世界中でいちばん見つからないところにいる。絶対に見つからないだろう」ってなことも言ってましたよね。
国内向けにも、世界に対しても、ウサマ・ビン・ラディンは八方手を尽くしても見つかりませんでしたが、アフガニスタンに平和が訪れ、民主的な政権も生まれようとしているのだから、よかった、よかったということで、許してもらえるんでしょうか。
● 既に亡くなっていて洞窟などの地中深く埋葬されている。
これがいちばん厄介なケースですね。この場合、ブッシュ政権はどうするんでしょう。
まさか、アフガニスタン全土を掘り返すわけにはいかないでしょう。
生きているか死んでいるかもわからない、でも、探索をやめるわけにはいかない。
おそらく、ウサマさんが百歳になる53,4年後(2055年くらい)まで、そのためにアメリカ軍はアフガニスタンじゅうを這いずり回るかもしれません。それでも見つからなかったら、WTCと同じように「死亡宣告」をするしかありません。
これが、「泥沼のアフガニスタン50年戦争」として歴史に残ったら、笑っていいやら、ウサマさんを称賛していいやら、困ってしまう。
● 北部同盟支配地域や反タリバン勢力支配地域のどこかで有力者にかくまわれている
ウサマさんはなんといっても、ムジャヒデン時代からのアフガニスタンとの縁です。
ブッシュ政権が札束でひっぱ叩いてくれるので、「ウサマはテロリストだ。処刑できるよう探索に協力しましょう」と心の中で舌を出しながら恭順のふりをして、実は、ウサマさんをかくまっているってこともあるんじゃないかな。
9・11がウサマじゃないと確信し、ブッシュ政権のアフガン攻撃を憎悪している有力者であれば、可能性あり。
ブッシュ政権は、カイザル氏とオマル氏の“手打ち”を見て、「アフガン人は何を考えているのかわからん。こっちがいいように利用されているんじゃないのか」という疑念を抱いているかも知れない。そのうえトラボラでもウサマが見つけられない、ひょっとして何か裏が・・・味方に対して疑心暗鬼を抱き始めたら、作戦はうまく遂行できないでしょう。
この場合も、そういう疑念のもと、アフガンじゅうの建物を一軒一軒回って、「お宅にウサマという歳の頃・・・そう・・今は75歳ぐらいのとっても背が高い男はいないかい」といいながら45歳ぐらいのウサマの写真を見せながら探索を続けるというハメになる可能性がある。
● 既にアフガン国外に出てこれまた有力者にかくまわれている
この可能性はとっても低いだろう。そんな危険を背負い込みたくないもんね。
でも、ブッシュ政権もそう思っているから大丈夫だと判断した自信家がそれをやっちゃっていたら、もうどうしようもない。
あーあ、ですね、ブッシュ政権は。100億円近いともいわれるお金もばらまいていますしね。
こんなことやるんじゃなかったと悔やんでいるかもしれません。
資源問題が今回の軍事行動の戦略だったら、間違いなく悔やんでいるでしょう。
息抜きに、ウサマさんの違うケースをレスしてもらえるとうれしいです。