投稿者 転載 日時 2001 年 11 月 27 日 16:58:53:
下記の記事、朝日新聞11/20付け朝刊国際面に掲載されています。内容を簡単にまとめました。
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「アル・カラバット」
は内戦のため中央銀行もないソマリアに60の支店を抱えており、
アラブ諸国や欧米に脱出した親類からの送金がよりどころに
なっている多くの市民にとって、今回の米国による資産凍結が智民を直撃。
ソマリアは、イスラム教が国教。91年に無政府状態となり、国連は93年、平和執行部
隊を派遣。主力の米部隊と武装勢力の戦闘が多発、95年に外国の部隊は撤収。
昨年10年ぶりに中央暫定政府が設立されたが、
勢力範囲はごくわずか、徴税能力もない。
一時ビンラディンが拠点を置き、テログループが訓練キャンプもおいているといわれ
ているソマリアがテロとの戦争の標的になるという観測は米同時テロ後の早い時期か
らあったが、干ばつ、家畜伝染病で禁輸措置が続けられたりしているなか今年深刻な
干ばつに襲われ既に崩壊寸前。
国連は、10月下旬、緊急援助の呼びかけに国際社会が応じない限り、30万人が飢える
と指摘し、同国前首相は、「国際社会がもっと援助しない限り、ソマリアは崩壊して
テロリストの巣になる」と訴えている。