投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 07 日 03:41:10:
国防総省で記者会見に臨んだライムフェルド国防長官は、これまでオマル師を必ず拘束するか殺すかするといっていたときに比べ、勢いがなく苦悩に満ちた感じであった。
記者会見の冒頭は、アフガンで戦う兵士達への感謝で、続いて、明日がパールハーバー60周年であることを語り、2千名以上の死者を出したパールハーバー以上の死者を出した戦争の真最中であることを強調した。
カンダハルの引渡しについては、メディアが既に両陣営の肉声での合意内容を報じているのにも関わらず、合意があったとか、どんな内容で合意がされたとかは一切聞いていないと主張した。
しかし、記者達は、すでに報じられている合意内容に基づき次のような質問を行った。
● カンダハルの引渡しをスムーズに行わせるために空爆を停止しないんですか?
タリバンの投降を促すためにも、タリバンへの圧力を強化する空爆を今後も継続すると答えた。同盟している反タリバン勢力からの要請があれば停止すると回答。
● オマル師は尊厳と自由を保障されるとことになったが、これは長官が言ってきたこととは違いますが、認めるんですか?
合意についてはなにも言えない。仮定でどうのこうの言うわけにはいかない。
(この問題については数回押し問答があった。特にアメリカの利益と合致するのかどうかと)
● カルザイ氏は新政権の議長すなわち首相です。その人が取り決めた合意を否定することは難しいんじゃないですか。
合意について知らないのだから、どうこう言えない。
と答え、制服組にも質問してくれよと言って逃げた。