先陣争いで情報交換に壁 CIAと特殊部隊

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 06 日 21:00:07:

12/06 14:35 先陣争いで情報交換に壁 CIAと特殊部隊  外信68

 【ワシントン6日共同】アフガニスタン国内でウサマ・ビンラデ
ィン氏の潜伏先を追跡している米中央情報局(CIA)と米軍特殊
部隊との間で円滑な情報交換が行われていないことが五日分かった
。ブッシュ政権に近い米軍事筋が明らかにした。        
 同筋によると、特殊部隊とCIAはビンラディン氏らの居場所特
定が最も重要な任務だが、現場の作戦任務の「線引き」は必ずしも
明確でなく、特殊部隊は入手情報を原則的に国防総省に伝え、CI
A工作員はテネット長官に報告する。             
 ビンラディン氏の居場所特定ではCIA工作員と特殊部隊が「先
陣争い」を展開しており「ライバル意識も強く、互いが重要情報の
共有を拒むこともある」(同筋)と縦割り組織の弊害が指摘され、
効率的な「ヨコの情報交換」が行われていないという。     
 同筋によると、アフガン国内では三百人―五百人の特殊部隊が反
タリバン勢力と接触したり軍事行動を共同実施しながらビンラディ
ン氏とテロ組織アルカイダ幹部の行方を追跡中。        
 これと別にCIAも独自に百人以上の工作員をアフガンに派遣、
北部同盟など反タリバン勢力が拘束したタリバンやアルカイダの兵
士を尋問するなど情報収集を行っている。           
 CIAは一九九八年に起きたアフリカの米大使館連続爆破テロの
容疑者としてビンラディン氏を追跡していたが捕そくに失敗。今回
の中枢同時テロを未然に防げなかったことを非難する声もあがった
。                             
 アフガン攻撃でCIAはタリバン側の捕虜への直接尋問も開始し
ているが、北部マザリシャリフ郊外の捕虜収容所でタリバン側兵士
を尋問中、CIA工作員が殺害されている。          
(了)  011206 1434              
[2001-12-06-14:35]

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