投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 06 日 14:41:20:
(回答先: クソのような発言? 投稿者 ROM潜 伊−HEXA号 日時 2001 年 12 月 06 日 07:26:39)
>他にどうしろと?・・・
>何か良い案でも?
まず、ブッシュ政権の「対テロ」看板のアフガニスタン虐殺行動の停止を求めることです。
ブッシュ政権の「テロ」対策の必要性と実行を認めているイラン・シリア・カタールなども、アフガニスタン攻撃に反対を表明しています。
停止の理由は、
● アフガニスタンでは既に「暫定統治機構」で合意がみられていること。
アフガニスタンにおける「対テロ」対策は、「暫定統治機構」を中心に行われるべきであると表明する。
● 米軍軍事行動にジュネーブ条約など戦争に関する国際条約上の違反行為が多く見られること。
戦闘時における民間人を巻き込む数多い“誤爆”の問題、捕虜の取り扱いにおいて、「マザリシャリフ暴動」に見られる過剰な武力を行使した鎮圧などを根拠に戦闘の停止を要請する。
次に、イスラエルについては、イスラエルの政治的シオニストがロシアを中心とした地域からの移民流入を促進し続ける限り、それが、パレスチナ自治区の“土地強奪”だけにとどまらず、本来の「パレスチナ」国境を超えた“拡張衝動”と“拡張活動”に連なっていくという
認識が、隣接するアラブ諸国家の統治者には必要だということが前提です。
現在のヨルダン及びエジプトが、領土の保全でイスラエル、財政的な支えでアメリカに、強く依存していることが、両国統治者の発言の背景にあると思います。しかし、前提のような認識に立てば、「イスラエルによる領土の保全(安全保障)」が危うくなっているということです。
そのような危機が実際に噴出してからでは、より不利な対応をしなければならなくなります。
両国は、イスラエルにしろアメリカにしろ、力では対抗できないわけですから、外交的政治的に対抗するしかありません。
● イスラエルに対し、パレスチナ自治区に対する軍事行動の即時停止を要請する。
これを求める根拠は、
1.12・2連続爆弾テロの実行犯及び共犯者の捜査が終わっていない。
2.イスラエル当局がパレスチナ自治政府に「テロリスト」の逮捕を要求しているが、議長の周辺に爆弾を降らしたり、警察本部を攻撃しているといった状況では、その要求をパレスチナ自治政府が遂行することは出来ない。
● パレスチナ自治政府に対し、イスラエル政府の12・2連続爆弾テロ事件捜査完了を待って、パレスチナ自治政府が法に則って処罰するよう強く要請する。
● イスラエル政府に対し、パレスチナ自治区での「入植地拡大」停止を強く求める。
そして、このような対アメリカ・対イスラエルへの表明を、アラブ連盟及びイスラム会議機構の声明として打ち出せるよう外交努力する。
もっと良い案もあると思いますが、この程度の意思表明は“危害”を加えられる根拠とはならないと思います。
シャロン政権及びブッシュ政権が、この程度で軍事行動を起こすとしたら、それは、はじめから両国に軍事行動を起こす意図を持っていたということを示しています。
また、この程度でイスラエルやアメリカが軍事行動を起こせば、シャロン政権やブッシュ政権に対する世界の風向きは大きく変わるでしょう。