投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 14:32:46:
【ワシントン5日=永田和男】
ノルウェーのボンデビック首相は5日、ブッシュ米大統領と会談して、パレスチナ自治政府のアラファト議長から託された書簡を手渡すとともに、イスラエルのシャロン首相と同日、電話で協議した内容も伝達した。
ボンデビック首相は会談後の記者会見で、「書簡でアラファト氏が述べているのは『チャンスを与えて欲しい』ということだ」と語って、ブッシュ大統領から過激派検挙に全力を尽くすよう強く求められた議長が、一定の時間的猶予を訴えていることを明らかにした。また同首相は、「シャロン首相は電話で、パレスチナ側の標的をこれ以上攻撃する意図はないと言っている」と述べ、イスラエルが当面の軍事報復作戦を停止しているとの認識を示した。
一方、米議会下院は5日、アラファト議長がテロリスト検挙で成果を上げられない場合、米国と自治政府の関係を断つべきだとの決議案を384対11で可決した。決議に法的拘束力はないが、大差の可決は米国内でアラファト氏の指導力への疑問が強まっていることをうかがわせている。
(12月6日12:37)