投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 12:42:07:
(回答先: Re: ひとつだけ質問を 投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 06 日 00:39:57)
まずお答えしますと、9/11については、ブッシュが「知らなかった」としたら、仮にアメリカの政府機関の一部が関与していたとしても「ブッシュ政権の犯行」とはいえないと思う。
日本でさえ不良債権処理や郵政省民営化などで各官庁や政党、はては同一政党の中でさえ利権の対立がある。アメリカは二大政党制を採っているとはいえ、民族やら宗教やらの数が多い移民国家だけに、むしろそういう内部抗争はより激しいといってよい。
アメリカで骸骨結社のようなフラタニティやフリーマラソンなどの秘密結社が大きな組織となっている事や、シンクタンクが政府の政策立案に大きな影響を持っているのは、実はそれが原因となっていると思う。
日本でも国会などで公の議論になる前に、ある程度、ウラで根回しや利権配分などが行われるが、日本でいう国会議員の料亭会談や、財界人のゴルフ、サラリーマンの仕事が終わってからの飲み屋での一杯が、アメリカの場合、こういった組織が担っている役割になるのであろう。
アメリカの人種・宗教(プロテスタントだけでも200以上の教派があるのだ)言語の多様性の中で、日本と同じような意思決定の仕方をしていたら、すてものことではないが、話はまとまらない。だからといってそのどちらが優れているというのではなく、両国の置かれた条件の違いがそうさせているだけである。また、覇権国家アメリカの課題とされる問題はアメリカ一国の問題でない以上、そういう裏のネットワーク組織は国境を越えたものであるといえる。
話を戻せば、私は今回のテロについて私は合衆国の政府が正式な政府の命令系統に従って関与した可能性は限りなくゼロであるという認識だ。
これはその他の国、例えばイスラエル・共産中国・ロシア・英国・イラクについてもいえる。
私は当初はアメリカから棄てられたイスラエルの自暴自棄の犯行であるとも思ったが、最近のイスラエルの動きを見るとそうではない。シャロンは単なる機会主義者なだけである。つまり、テロ直後アラファトがテロ包囲網に入ることを宣言してホームランを打ったが、アメリカの痛いところを突いてその逆をしているだけなのだ。
ただし、これらの政府機関に勤務する職員でそうしたネットワークに関与し、自分の職権をそのネットワークの利益の為に利用した者はいたかもしれない。
ぶっちゃけた話、今回のテロについては悪の秘密結社の犯行であるというのが一番適切な答えなのである。