投稿者 えーてる 日時 2001 年 12 月 06 日 11:51:57:
【ガザ(パレスチナ自治区)小倉孝保】今月初めのエルサレムでの自爆テロ実行グループであるパレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」のサイード・シヤム氏(政治部門幹部)が5日、ガザ市内で毎日新聞と会見した。同氏は「ハマスは攻撃停止を宣言していない」と述べ、今後もイスラエル住民への攻撃を継続する方針を示した。
自爆テロについて、シヤム氏は「ハマスはイスラエルによるパレスチナの占領に対抗しているだけだ。占領が続く限り、我々の戦いは続く」と述べた。
テロ事件を契機に非常事態を宣言したパレスチナ自治政府がハマス活動家などを大量に逮捕していることについては「自治政府はイスラエルや国際社会の圧力に負けている。自治政府からの圧力は今回が初めてではなく、我々には戦う正当性がある。圧力に打ち勝つことができる」と話した。
また、同氏は「米国が(我々を)テロ組織と批判するのに反して、ハマスの人気はパレスチナ住民の間で確実に高まっている。この事実が、ハマスがテロ組織ではなくイスラエルの不当な占領に抵抗する組織であることを証明している」と述べ、ハマスをテロ組織とすることは当たらないとの考えを示した。
一方、ブッシュ米大統領がハマス関連の銀行口座の凍結を決定したことについて「我々の活動はイスラム教徒に支持されている。米政府はイスラムに対する戦いを宣言したことになる」と述べた。(毎日新聞)
[12月6日11時3分更新]