投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 06 日 00:02:29:
【ラマッラ(ヨルダン川西岸)5日=久保健一】
イスラエルでの連続爆弾テロの犯行声明を出したイスラム原理主義組織ハマスの政治部門幹部は5日、本紙に対し、「イスラエルがパレスチナ人への攻撃を続ける限り、抵抗を止めることはない」と述べ、パレスチナ自治区へのイスラエル軍の報復攻撃に、新たな報復テロで応じ続ける方針を明示した。
本紙の取材に応じたのは、政治部門のハッサン・ユセフ西岸地区幹部。同幹部は、ハマスが対イスラエル・テロを続けるのは「イスラエルがパレスチナへの攻撃を続けているためだ」と主張。テロ停止の条件として、イスラエル側に「パレスチナ人活動家暗殺作戦を含む自治区への一切の攻撃の停止」を求めた。
また、イスラエルが「対テロ戦争」と位置付ける同国軍の報復軍事作戦を、「パレスチナ人民に対する暴力」と非難。「自衛は当然だ」として、テロ正当化の論陣を張った。
テロ事件後、ハマス指導者らパレスチナ人活動家約120人を逮捕したパレスチナ自治政府のアラファト議長に対しては「逮捕者を一刻も早く釈放すべきだ」と強く求めた。