投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 05 日 20:06:13:
12/05 15:52 国境封鎖で援助輸送に支障 ウズベク、米が協議へ 外信74
【テルメズ(ウズベキスタン南部)5日共同】アフガニスタンと
国境を接するウズベキスタンは、アフガン北部中心都市マザリシャ
リフが十一月初旬に陥落し輸送ルートが確保された後も、非政府組
織(NGO)に対して事実上の国境封鎖を続け、アフガンへの援助
物資輸送に支障が出ている。
近くウズベクを訪れるパウエル米国務長官とカリモフ大統領との
会談でも国境問題が取り上げられる見通し。ウズベク側は国境の安
全確保を封鎖の理由としているが、援助団体関係者は「官僚体制に
よる意思決定の遅れが原因」と言う。
ウズベクとアフガンの国境にはアムダリヤ川が流れており、物資
輸送にははしけか、南部で唯一大規模輸送に耐えられる「友好の橋
」を使用する必要がある。ウズベク政府は、はしけについて国連関
係機関の利用を認める一方で、NGOに対しては拒否。友好の橋は
政府が依然、封鎖を続けている。
援助団体、ピープル・イン・ニード(本部チェコ)のシモン・パ
ニェクさんは「ウズベク国境が使えないため、タジキスタンに回ら
ざるを得ない。ウズベク側に善処を求めても対応する官庁すらはっ
きりしない」と不満を募らせている。
(了) 011205 1551
[2001-12-05-15:52]