CIAの中級管理職員たちが、上層部の不正隠蔽工作を「権力の乱用」だとして集団告訴

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投稿者 佐藤雅彦 日時 2001 年 12 月 05 日 16:16:13:

●コソボ戦争当時の中国大使館“誤爆”事件をはじめ、CIAが
犯してきた政治的・戦術的失策の数々を隠蔽するために、上層部
が下級職員(中間管理職をふくむ)に罪を押しつけてきたとして、
CIAの現役および退役管理職15人が集団訴訟を起こしました。

●大ブッシュが仕切っていた頃のCIAは“汚い”秘密工作をまだ
行えた時代だったわけですし、そもそも大ブッシュ自体が、キュー
バ攻撃の秘密工作やJFK暗殺に関与していた疑いがあります
(「JFK暗殺当時のブッシュの消された記録」という興味ぶかい
記事を、この記事の末尾に引用紹介しておきます。)

●それゆえ、小ブッシュ政権になって“汚い戦争”のさなか
に起きたこと集団訴訟がどのような政治的意味を持っているのか、
今後の展開を注視する必要があるでしょう。

●今回の訴訟の内容がクリントン政権時代のCIA活動に限定
されたものかどうかは不明ですが、クリントン政権時代のCIA
政策への“制裁”を求めたものだとすると、訴訟のかたちを借りた
親ブッシュ勢力の“合法的クーデタ”の可能性もあるでしょう。
つまり、官僚主義的に“暴走”を抑制してきた薄汚い責任転嫁の
メカニズムを破壊し、現場工作員がフリーハンドで秘密工作を
行えるようにする環境づくり、を狙ったものである可能性も……。


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Employees sue CIA for 'abuse of power'
http://news.independent.co.uk/world/americas/story.jsp?story=108245

By Rupert Cornwell
04 December 2001

A group of CIA officers has brought a class-action suit against the agency,
alleging abuse of power against employees ? including the cover-up of
mistakes leading to the accidental US bombing of China's embassy in Belgrade
in 1999, for which several lower-ranking employees were wrongly blamed.

The case, filed by 15 past and present mid-to-upper level CIA employees,
claims that the spy agency has used illegal tactics to prevent them pursuing
legitimate grievances against the CIA, including altering and destroying
documents, and eavesdropping on privileged discussions with their lawyers.

Roy Krieger, a lawyer for the 15, said: "What the agency is trying to hide
is not its intelligence sources but its own dirty laundry about internal
disputes, kangaroo disciplinary procedures, discrimination and who is to
blame for blunders."

Among those blunders was the mistaken bombing of the Chinese embassy in
Yugoslavia during the Kosovo war. One plaintiff alleges that he and other
mid- and low-ranking officers were falsely blamed to cover up a mistake made
by a senior officer. The former were disciplined, while the senior officer
received only a verbal reprimand, followed by a secret, backdated promotion.
He now works at the White House, the lawsuit alleges.

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【参考】
●大ブッシュとJFK暗殺陰謀とCIAの腐れ縁について

JFK暗殺当時のブッシュの消された記録
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgj5057/sub18.htm

●●●JFK暗殺当時のブッシュの消された記録

 1988年当時に発見されたFBIの覚書によると、ジョージ・ブッシュが長官になる以前の1963年に、彼が「CIAのために働いていた」ということを書き落としている可能性が出てきたという。

1963年11月29日のFBIメモはJ・エドガー・フーバー長官から国務省にあてられたもので「ジョン・F・ケネディ大統領暗殺後、1963年11月22日」との見出しが付いている。ある情報筋は、ブッシュが石油事業を秘密工作の隠れ蓑にして、1960年または1961年にCIAのために仕事を始めたことを確認している。88年当時、このメモを知らされた副大統領スポークスマンのスティーヴン・ハートは「あなたは、それが同じジョージ・ブッシュだと信じているのか?」と語り「別のジョージ・ブッシュに違いない」と付け加えた。

1963年当時、CIA計画担当副長官であったリチャード・ヘルムズはブッシュ・メモについて「ある種のミスプリントに違いない。その名前でCIAで働いていた人物を思い出せない。彼が私のところで働かなかったことは確かだ」と語った。国務省情報調査局長あてのフーバーのメモは、情報公開法訴訟の結果、1977年と1978年に一般公開された98755ページのFBI文書に埋もれていた。それは暗殺事件の翌日11月23日にFBIのW・T・フォーサイスがブッシュと国防情報局(DIA)のウイリアム・エドワーズ大尉に対して行った状況説明を要約するために書かれたもので、その日はリー・ハーベイ・オズワルドはまだ生きており、彼とキューバ人亡命者およびCIAとの関係について取り調べを受けることになっていた。

しかしこれらの確認調査の段階でウィリアム・T・フォーサイスは死亡していた。フォーサイスはFBI破壊活動取締課でキング牧師暗殺事件を指揮していた。かくしてエドワーズ大佐の所在も確認されなかった。

 ブッシュ副大統領(88年当時)の自伝『ルッキング・フォワード』は、彼がヒューストンに本社を置くサパータ・オフショア社を経営していた1960年代前半の彼の活動について、秘密と言ってよいほど曖昧である。1972年度版『現代人物事典』には当時の彼の経歴が詳細に載っている。「ブッシュはサパータの石油採掘サービスを売り込むために世界を旅した。彼の指揮の下に、同社はラテンアメリカやカリブ海、中東、日本、オーストラリア、西欧で営業し、売上数百万ドル規模の会社に成長した」またニコラス・キングの『ジョージ・ブッシュ、ある伝記』によれば、サパータは1960年代前半、カリブ海と南米沖に事業を集中していた。これはブッシュの初期のCIA関与に関して、取得可能なデータと一致している。ある情報当局筋は副大統領について次のように語った。「彼はカリブ海に関与しながら、ケネディ大統領暗殺の後の事態の隠蔽にも関与していた。その背後には、キューバ人グループがカストロ反対の運動をし、その責任をCIAに負わせようとした懸念があった」

1975年にウィリアム・コルビーCIA長官は解任、ブッシュが新しいCIA長官に指名された。そんな時、フランク・チャーチ上院情報特別委員長は、ほぼ完了しつつあった「CIAによる各種暗殺工作の調査」をフォード大統領が妨害しようとしている、と不満を述べている。
 ブッシュの自伝は1960年代前半の時期を飛ばしており、一貫性があるのは1963〜64年テキサス州ハリス郡の共和党郡長としての公的生活、1964年上院議員選挙で民主党ラルフ・ヤーバラに敗北したこと、1966年石油事業を手放しヒューストンから議会に立候補して勝利、1970年ロイド・ベンツェンに敗れるまで議員を二期務めたことぐらいである。ヤーバラは初期のブッシュとCIAとの空白期間について「私はそれについて何も聞かなかったことにする。

私が本当に驚いたのは、経験も知識もないブッシュが何故CIA長官に選ばれたのか、ということである」と語っている。その理由として考えられるのは「ケネディ大統領暗殺当時、ブッシュはCIAと関係しながら隠蔽工作を行っていた」という事実であろう。ブッシュがCIA長官になれた背後には、暗殺の隠蔽に成功したことへのプレゼントという意味合いがあったかも知れない。【参照、ジョゼフ・マクブライド著『ネーション誌・1988/07/16〜23号』「そこにいなかった男・ジョージ・ブッシュ&CIA工作員」】


●●もう一人のブッシュ出現

 実際にはここで「もう一人のブッシュ」を登場させねばならないところだが、混乱するのと長くなるので要約して書いておきたい。マクブライト氏のその後の調査で、CIAは何とブッシュ副大統領(当時)と同姓同名のCIA職員の名前を出し、調査そのものが間違っているのではないか?と詰め寄ってきたのである。しかも 「もう一人のブッシュ」の在任期間はブッシュ副大統領の空白期間1963〜64年という偶然さであり、このことはCIAがオズワルドのそっくりさんを用意して攪乱したことに酷似している。違っているのはオズワルドの場合は顔が似ている点で、ブッシュの場合は名前が似ているというだけである。ちなみにブッシュ副大統領の本名は「ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ」で、もう一人のブッシュは「ジョージ・ウィリアム・ブッシュ」という。ウィリアム・ブッシュはJFK暗殺後、CIAからDIAに移っているが、それ以前は社会保障局で請求代理人として働いていた。彼をプロのCIA工作員とするには無理があるのだ。しかもCIAに在籍していた期間はJFK暗殺の前後に限られている。ここにダミーとして利用された可能性がある。秘密工作には関わり合わなかった、この「もう一人のブッシュ」は肩書きだけは不似合いな大佐を与えられていた。

マスメディアはこうした疑問には一切触れずに、CIAの説明をそのまま報道したにすぎなかった。

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