投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 28 日 10:06:53:
【クエッタ(パキスタン西部)28日共同】
アフガニスタンのタリバン当局者によると、アフガニスタン南部のカンダハル州の州都カンダハルとスピンブルダクを結ぶ幹線道路の中間点にあるタフタプルで二十七日、タリバン軍とパシュトゥン人の反タリバン武装勢力との間で激しい戦闘があった。タリバン軍は、反タリバン勢力が制圧していたカンダハル郊外の空港を奪還した、と主張している。
同州に展開中の米海兵隊との間で戦闘があったかどうかなどは不明だが、タリバン軍は本格的な反撃を開始したもようだ。
タフタプルは、反タリバン勢力が二十五日までに制圧、同州の南北の交通を遮断し、タリバン軍追撃の拠点にしていた地点。
また、目撃者によると、タリバンがいったん撤退するかにみえた南部の要衝のスピンブルダクでは、タリバン軍の五百台以上の戦闘車両などが往来しており、明らかにタリバンの戦力を誇示するとともに、反タリバン勢力を挑発していたという。反タリバン勢力はカンダハル周辺部から後退を余儀なくされている。
スピンブルダクのタリバン筋や反タリバン勢力によると、タリバンの最高指導者オマル師は二十七日、同地の司令官に対し、米軍との戦いで身を犠牲にする覚悟を命令。このため、タリバンとパシュトゥン人有力者の間で行われていたスピンブルダクの明け渡し交渉は決裂した。