投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 05 日 11:34:52:
【ロンドン4日=渡辺覚】
4日付の英紙デイリー・テレグラフはタリバンの最高指導者オマル師が、たった1人の護衛を引き連れ、車の中で寝起きを続ける孤独な逃亡生活を送っていると報じた。オマル師が抱える運転手の友人が同紙に語ったという。
証言によると、オマル師は、米軍の空爆から逃れるため、アフガン南部の最後の拠点カンダハルをひそかに車で脱出。トランシーバーを持った護衛役の男性を1人つけるだけで、もっぱら車の中で暮らすさすらいの生活を繰り返しているという。
オマル師はまた、米軍機に上空から車種を特定されることを避けるため、次々と車を乗り換え、大型トラックや荷物配送車に身を隠す場合もある。日中はタリバン軍の拠点を渡り歩き、夜間は3、4時間、車を止めて睡眠を取るものの、あとは常に車を走らせ、居所を一か所に定めないように努めているという。
(12月4日23:48)