投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 04 日 23:03:32:
【エルサレム4日=横田勇人】
イスラエルは4日もパレスチナ自治区への攻撃を続け、アラファト自治政府議長の至近距離にもミサイルを撃ち込んだ。シャロン首相が3日の閣議でパレスチナ自治政府を「テロ支援組織」と断じた結果、中東和平の枠組み崩壊の懸念も広がった。シャロン政権内では和平推進派のペレス外相らが連立離脱の可能性も示唆、イスラエルの政局も流動的になりつつある。
ロイター通信などによると、イスラエル軍は4日、ヨルダン川西岸ラマラにあるアラファト・パレスチナ自治政府議長官邸から30メートルの距離にある自治警察施設をミサイル攻撃した。議長は官邸にいたが、無事だった。イスラエル軍ヘリはトゥルカレム、カルキリアにあるイスラム原理主義過激派ハマス、イスラム聖戦の施設にも攻撃を加えた。
ガザ地区では戦闘機も投入して治安関連施設などをミサイル攻撃し、パレスチナ人2人が死亡、多数が負傷したもようだ。アラファト議長は4日、米CNNテレビとのインタビューで「シャロン首相は和平プロセスを進めたくないのだ」と述べ報復措置を非難した。