何十万通の手紙が汚染か 少量の菌で発症の恐れ

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 04 日 20:56:42:

(回答先: 肺炭疽の女性グエンさんは郵便感染か 同時刻に仕分け装置通過 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 04 日 20:51:43)

12/04 15:07 何十万通の手紙が汚染か 少量の菌で発症の恐れ  外信87

 【ワシントン4日共同】米国の炭疽(たんそ)菌事件は、肺炭疽
で死亡したニューヨークの女性病院職員の感染源が炭疽菌の付着し
た一般郵便物だった可能性が三日に浮上、郵便物の「二次汚染」に
よる感染の懸念があらためて指摘されている。         
 米疾病対策センター(CDC)のコプラン所長は同日、郵便施設
などで炭疽菌入りの手紙から菌が付着し「二次汚染」された郵便物
は「何十万通もある恐れがある」と言明。「一般の個人が感染する
可能性は極めて低い」と強調する一方、「(高齢者など)抵抗力の
弱い人は手紙の開封を別の人に頼むといいかもしれない」と述べ、
感染の恐れがあることを認めた。               
 CDCなど米国の専門家らは当初、死亡率が高い肺炭疽の発症に
は八千―一万個の菌の胞子吸引が必要と指摘、封筒の表面に菌が付
いた程度の汚染で発症する可能性は低いとしていた。      
 しかし、ニューヨークとコネティカット州で肺炭疽で死亡した女
性二人について郵便による感染の可能性が浮上、この見解は大きく
揺らいでいる。米厚生省の生物テロ担当幹部は三日、少量の胞子に
よる感染は依然「(科学的に)受け入れがたい」と述べたが、コプ
ラン所長は「われわれもすべてを知っているわけではない」と可能
性を認めた。                        
 抵抗力の弱い人の場合、どれくらいの量の胞子で発症するのか、
衛生当局や専門家も分かっていない。二十世紀を通じて肺炭疽の発
症例は十八件しかなく、データがないためだ。         
 炭疽病の新たな発症は先月二十一日以来途絶えているが、郵便を
通じて全米に拡散した炭疽菌の不安は今も消えていない。    
(了)  011204 1506              
[2001-12-04-15:07]

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