投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 04 日 20:56:00:
12/04 12:08 サウジ駐留女性米兵が訴え 全身隠す服は憲法違反 外信67
【ワシントン3日共同】サウジアラビアに駐留する米空軍女性パ
イロットが三日、女性兵士がサウジで基地外へ出る際、米軍がイス
ラム教の慣習に従い全身を隠す服装の着用を定めているのは女性差
別で信教の自由を侵害する憲法違反として、米国防総省に政策の変
更を求める訴えをワシントン連邦地裁へ起こした。AP通信が伝え
た。
訴えたのはマーサ・マクサリー中佐(35)で、一九九○年代に
米軍で初めて戦闘機パイロットに登用された七人の女性の一人。
訴状によると、女性米兵はサウジの米軍基地から外出する場合、
アバヤと呼ばれる黒いマントなどで頭から足まで全身を隠さなけれ
ばならない。また男性と一緒でなければ外出できず、車でも後部座
席に座るよう決められている。
同中佐は「将校の尊厳を損なう規制であり、女性が男性に従属的
との誤ったメッセージを送ってしまう」と主張。これまで米軍に服
装の着用を強要しないよう求めてきたが、要求が受け入れられず、
訴訟に踏み切ったという。
米中東軍司令部は地域の慣習に従うことで摩擦を避けられると指
摘。国防総省は訴状を読んでいないとして、コメントしていない。
(了) 011204 1207
[2001-12-04-12:08]